常紋トンネル
北海道の石北本線、生田原と金華信号場の間にある鉄道トンネル。大正時代の開通で、建設には「タコ部屋労働」と呼ばれる過酷な労働環境で集められた作業員が従事し、多くの犠牲者を出したことが記録に残る。後年の改修工事の際に壁の中から人骨が発見されたことで、以前から語られていた人柱の言い伝えが現実味を帯び、全国にその名を知られることになった。トンネル近くには殉難者を悼む追悼碑が建立されている。 語られる噂は、トンネル内で作業員風の人影を見た、坑内から呻き声のような音が聞こえた、信号場付近で写真に異変が写った、といったもの。現役の鉄道トンネルであるため線路内への立ち入りは法律で禁じられており、周辺も山深く、ヒグマの生息域である。ここは肝試しの場ではなく、鉄道の歴史の影の部分を今に伝える場所であり、訪れるなら追悼碑に手を合わせるのが筋だろう。
詳しく見る →