エピソード
古事記に記された「因幡の白兎」の舞台と伝えられる海岸。ワニザメを欺いて海を渡ろうとした白兎が皮を剥がれ、大国主命に救われた――日本神話でも屈指の知名度を持つ物語の地であり、沖には兎が渡ったとされる淤岐ノ島が浮かぶ。浜の背後には白兎を祀る白兎神社が鎮座し、皮膚病や傷、そして縁結びの神として信仰されてきた。
神話の浜だけに怪談めいた噂は多くないが、夜の浜で白いものが跳ねるのを見た、海鳴りに声が混じって聞こえた、といった話が語られることがある。千数百年前の物語が地名と神社と島によって今も実在の風景として確かめられる、日本でも稀有な場所である。
道の駅が隣接しアクセスは良好。夕日の美しい浜として知られ、神話散歩には最適の地である。