エピソード
飯能と秩父を結ぶ旧道の峠。国道のトンネル開通で交通量が減った旧道は、かつて走り屋が集った峠として知られ、漫画やゲームの舞台としても名前が挙がる。急カーブが続く狭い峠道には事故の記憶が刻まれ、埼玉の心霊スポットとして定番の名前になった。
語られる噂は、深夜のカーブでガードレールの外に人影が立っていた、誰もいないはずの旧道を歩く人とすれ違った、峠の茶屋の周辺で視線を感じた、といったもの。峠道の噂は事故の記憶と結びついて語られることが多く、この峠も例外ではない。旧道は現在も通行でき、頂上付近の茶屋は昼間営業している。
昼の正丸峠は奥武蔵ハイキングの入口で、峠からの眺望もよい。夜間の走行はカーブと道幅の狭さゆえ現実的に危険であり、地元車両の通行の妨げになる駐停車は慎むべきである。峠の歴史は、日のあるうちに茶屋の窓から眺めるのがよい。