エピソード
西日本第二の高峰にして、古くからの信仰の山。山頂近くの大剣神社の御神体は巨大な岩であり、安徳天皇の剣を納めたから「剣山」という伝承も残る。そしてこの山を全国区の「ミステリーの山」にしたのが、山中にソロモンの秘宝が眠るという説である。昭和期には実際に大規模な発掘が行われた記録があり、鶴岩・亀岩などの奇岩とともに、様々な伝説が語られてきた。
噂として語られるのは、山頂で不思議な光を見た、霧の中で人影とすれ違った、祠の前で強い気配を感じた、といったもの。信仰の山の霊気と秘宝伝説のロマンが混ざり合った、他にない雰囲気の山である。
リフトを使えば山頂まで比較的容易に登れ、笹原の稜線の展望は四国随一。伝説を頭の隅に置いて歩けば、霧の剣山はいっそう神秘的である。