エピソード
鹿児島市街の背後にそびえる丘。明治10年、西南戦争の最後の戦場となった地であり、西郷隆盛は山麓の洞窟で最後の5日間を過ごし、この山の麓で自刃した。政府軍の総攻撃で薩軍の将兵が次々と倒れた終焉の地として、山中には西郷洞窟や終焉の地の碑が残されている。
語られる噂は、夜の遊歩道で軍服の人影を見た、洞窟の前で気配を感じた、銃声のような音を聞いた、といった西南戦争と結びついたもの。展望台は桜島を望む鹿児島随一の夜景スポットでもあり、夜景見物と怪談が同居する山になっている。
昼間は照葉樹の自然遊歩道が快適で、展望台からの桜島は鹿児島観光の定番である。西郷どんの最期の地であることを知って歩けば、この山の静けさに歴史の重みが加わる。