エピソード
大洲と八幡浜を結ぶ夜昼峠の旧道に残るトンネル。「夜昼」という珍しい地名は、峠が深く昼なお暗かったからとも伝えられ、名前からして曰くありげなこの峠は、愛媛県内で最も有名な心霊スポットとして語られてきた。新トンネルの開通後、旧トンネルは通る車もまれな静かな道になった。
語られる噂は、坑内で白い人影を見た、女性の姿がミラーに映った、峠の旧道で視線を感じた、といったもの。峠にまつわる古い言い伝えと結びつけて語られることもあるが、確かな出所を持つ話は少ない。旧トンネルの薄暗さと「夜昼」の地名が想像力を刺激し続けてきた場所である。
旧道は現在も通行できるが道幅は狭い。日中に通れば、みかん山と峠道の南予らしい風景が楽しめる。夜間の駐停車は危険なので控えたい。